ヒトの目が気にならなくなるシンプルな発想転換
コーチングの神様と呼ばれるアルフレッド・アドラーは、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と言っています。どんな悩みにも“他者の影”というものが存在するということです。(詳しくはベストセラー『嫌われる勇気』を読んでみてください)この4年間ほどコーチングをさせていただいて、わたしもアドラーの説に共感するようになりました。というのも、クライアントさんたちの様々なお悩みに共通しているのが、「他者からどう見られるか?」という不安に端を発している点なのです。「他者からどう見られるか?」この“他者”の中には次のような人々が当てはまります。親パートナー友人子ども恋人同僚上司異性社会SNSでのつながり過去のしがらみ・・などこれらの“他者”に対して、いかに「自分がそう思ってほしい理想の姿」を実績としてアピールすることがある意味人生のモチベーションになっているため、「そう思ってもらえなかったとき、」失望し、自分や相手のことがゆるせなくなります。ここに「悩み」(=心の痛み、病気、劣等感、罪悪感、もやもや・・)が発生するのです。では、「人の目を気にしない生き方」を始めるのだとしたら、まず、どこを変えていけばいいのでしょう?答えはシンプルです。「他者からどう見られるか?」とは反対のことにフォーカスすればいいのです。反対の視点とは「他者を、どう見るか?」になります。「自分は目の前の相手を、どう見ることにする?」この意識的な問いかけとともに日常を過ごしてみることです。「他者からどう見られるか?」をコントロールするのは不可能ですが、「他者をどう見るか?」は自分次第でいくらでも変えることができます。わたしもそうなのですが、悩んでいる人は、他者=「敵」と決めつけているものです。では、「敵」ではないとしたら“他者”とは何なのでしょう?アドラーは他者=「仲間」と言っています。とはいえ、敵をいきなり“仲間”と思うのは少しハードルが高いかもしれません。お勧めは、「自分と変わらないフツーの人」という捉え方です。苦手な同僚も、劣等感を感じる友人も、クレームを言ってくるお客様も、とにかくウザい上司もわかり合えない親も・・「自分と同じように、たくさんの痛みを抱えたフツーの人」「自分と等しく、愛されて護られている存在」「お互いにここに“存在するだけ”で、人生の目的を果たしているから、何も証明しようとしなくていい」「お互いに何かを必死にアピールして“特別な存在”になる必要はない」このように、他者に対して少しでも「共同体感覚」を持つことができたら、心がふっとゆるむのが感じられるかもしれません。それが「敵」から「仲間」に一歩近づいた証です。最後に、アドラー心理学について書かれた『嫌われる勇気』からの引用です。“「他者からどう見られているか」ばかりを気にかける生き方こそ、「わたし」にしか関心を持たない自己中心的なライフスタイルなのです。”あなたにとって本当に心地よいライフスタイルとはどんなものですか?それを取り戻すために、今この瞬間、何を行動に移しますか?あなたはすでに、望むライフスタイルへのプラチナチケットを手にしています。<脱・男気女子コーチング> ライフコーチ 関口梓メールコーチング全7回♥:肩肘を張った自分をリセットして素で愛される女神に生まれ変わる方法
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